【ECサイト向け】CRMツール比較
まずは、ECサイト向けCRMツールを紹介します。各製品を比較して、自社にあうものを探してみましょう。
カスタマーリングス の比較ポイント
- あらゆるデータをノンカスタマイズで活用できる「はじめやすさ」
- 自由に条件を設定して顧客抽出できる「セグメントの自由度」
- 500社以上の実績によるノウハウの提供で、CRMを推進
株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供している「カスタマーリングス」は通販(EC)事業者向けのCRMソリューションで、あらゆる顧客データに対応できる分析設計と操作性の高さを兼ね備えています。詳細に条件分けし、顧客ごとに最適なマーケティングを実施可能です。また、カートシステムやスマホアプリなど、多種多様なシステムとの連携にも対応しています。
これにより、顧客データの一元管理やマルチチャネルでの施策も行えます。実施したアンケート結果を分析・検証し、新たな施策も可能になるでしょう。
「アクションリンク」は株式会社アドブレイブが提供する、ECサイトのリピート売上の改善に強みを持つEC通販専用のCRMツールです。数千回のPDCAにより最適化されたシナリオがすでにインストールされているので、CRMに関する知見のない方にも最適です。
施策に必要なデータ作成や加工などの工数をかけずに導入後すぐに本格稼働できます。一般的なCRMツールと比べて運用工数が9割削減できるでしょう。
うちでのこづち
株式会社E-Grantが提供する「うちでのこづち」は、CRM/MAツールでEC事業に特化しています。ECカート・基幹システム・POSデータなど、各システム間との連携機能が優れており、EC事業に必要な機能を網羅しているのが強みです。さらに分析機能も優れており、顧客分析やLTV分析などが可能です。
ecbeing
「ecbeing」は、株式会社ecbeingによるECサイト構築・支援サービスです。CRMも提供されており、メルマガ作成代行やWeb接客シナリオ設計、カートリカバリー、レコメンドメールの導入支援などを行っています。BtoC、BtoC向けECサイトのほか、モールや越境ECサイトといったさまざまな環境に対応したパッケージが用意されている点が魅力でしょう。
MakeRepeater
GMOメイクショップ株式会社の「MakeRepeater」は、メールマーケティングに優れており、リピート率改善に効果的です。人工知能が搭載されており、クーポン配布など、顧客ごとに最適化されたアプローチができます。さらに、システム間の連携やデータ収集・統合・分析の自動化もできます。無料トライアル期間があるのでぜひお試しください。
LTV-Lab
株式会社コアフォースが提供している「LTV-Lab」はアパレルから、化粧品、食品などさまざまな業種の通販に対応したCRMシステムです。リピート率の分析や、シナリオを無制限で設定できるステップメール、カートシステムとの自動連携など、顧客生涯価値(LTV)を最大化する機能が搭載されています。また、RFM分析、ABテスト、メールの開封率測定など、分析機能も豊富です。
やずや通販CRM基幹システム
株式会社未来館の「やずや通販CRM基幹システム」は、通信販売事業で有名なやずやが、40年かけて積み重ねてきたノウハウを利用できるのが最大の特徴です。シンプルな設計になっているため、ABテストのリスト抽出や顧客フォローなども簡単です。通販経営や業務改善、社員研修といったオリジナルのコンサルティングを存分に受けられるのも強みでしょう。
EMOROCO
アーカス・ジャパン株式会社が提供している「EMOROCO」は人工知能を搭載しており、商品レビューやSNSなどからユーザーの声を分析し、優良顧客の特徴や嗜好、感情を正確に把握できます。それらのデータを活用し、一人ひとりに合わせたアプローチが可能です。また、MAやSAの機能も搭載しているので経営戦略に活かすこともできるでしょう。
Synergy!
「Synergy!」はシナジーマーケティング株式会社が提供する初心者でもマニュアルを見ずに操作できるシンプルさが魅力のCRMシステムです。データベースを基盤に、フォームやアンケート機能、メール・SNS配信といったマーケティングに必要な機能を有しています。さらに、ファイアウォール・暗号化・アクセス権限設定・二重ログイン検知など、堅牢なセキュリティを強みとします。
Visionary
株式会社フュートレックが提供している「Visionary」は、コストを抑えつつカスタマイズにも柔軟に対応できるCRMツールです。定額制のため、企業規模の拡大によるコスト増加を気にせず利用できます。また、シナリオの自動設計・キャンペーン効果分析・VOC分析・PUSH通知・お問い合わせ受付など、ECサイトの運営に適した機能が豊富です。さらにPOSやECなどの他システムとの連携も可能です。
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ECサイト向けCRMツールの選び方
ECサイト向けのCRMツールは、どのようにして選べばよいのでしょうか。
使いやすさに優れているか
ECサイト向けCRMツールは、誰でも使えるようなものがおすすめです。操作方法が複雑だと、担当者の負担が大きくなるので注意しましょう。
無料トライアルを活用し、実際に触ってみて自社の従業員でも適切に運用できるか確認しましょう。複数の製品を比較して最適なツールを見つけてください。
セキュリティに配慮されているか
CRMツールには顧客データが蓄積されるため 、セキュリティ性能の高いものを選びましょう。セキュリティが低いと外部からのクラッキングに対応できず、機密データの流出リスクが高くなります。
ECサイトで顧客データが流出すれば、利用ユーザー数が大幅に減少し、会社の信頼性や売上の低下に直結します。運営を続けていくのは困難になるでしょう。
ECサイトでCRMツールの導入に成功した事例
A社では、定期購入の解約率低下や離脱ユーザーへのフォローアップ体制の構築が急務でした。そこでEC向けのCRMツールを導入したところ、定期購入2・3回目のユーザーの離脱率が高いと分かり、メール施策の改善を行いました。これにより解約率が低下し、商品の平均継続購入数が約2倍になっています。
またB社では、新規顧客をリピート顧客に転換させるためにECサイト向けのCRMツールを導入しました。その結果、ポイント・クーポン関連のサービスが充実し、既存顧客のリピート率が向上しています。顧客の反応を見れるようになり、よりきめ細やかな顧客対応も可能となりました。
EC事業に限らず、CRMを活用したマーケティング事例に興味がある方はこちらの記事もぜひご覧ください。
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ECサイト向けCRMツールは、ECサイトの業務に特化しているため、一般的なCRMに比べて初期設定や運営が比較的簡単でしょう。無料トライアルや資料請求を活用し、企業の課題や目的に沿うCRMを探すことをおすすめします。
ECサイト向けCRMツールを導入して、顧客満足度を向上させましょう。