不動産業界向けCRMとは
CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客関係管理を意味し、顧客との関係を構築・維持・強化するための戦略やシステムを指します。不動産業界向けCRMは、この概念を不動産ビジネスの特性にあわせて最適化したものです。
不動産業界向けCRMのもつ主な機能は以下のとおりです。
- ●顧客情報の一元管理:契約状況、物件閲覧履歴、問い合わせ内容などを統合的に管理
- ●物件情報管理:売買物件や賃貸物件の詳細情報、空室状況、内見予約などを管理
- ●営業活動支援:顧客とのやり取りの記録、フォローアップのスケジュール管理など
- ●マーケティング機能:メールマガジンの配信、ウェブサイトとの連携、反響分析など
- ●レポート・分析機能:成約率、顧客属性分析、営業進捗状況の可視化など
不動産業界でも一般的なCRMシステムを流用することが大半です。しかし、なかには不動産業専用に特化したCRMもいくつか存在します。
不動産業界向けCRMを導入することで、顧客ニーズの把握や適切な物件提案が容易になり、成約率の向上や顧客満足度の改善につながるでしょう。また、不動産業特有の長期的な顧客関係(売買後のアフターフォロー、賃貸管理など)の維持にも役立ちます。
不動産業界が抱える顧客管理の課題
ここでは、多くの不動産業者が抱える顧客管理における主な悩みを紹介します。
長期的な顧客関係の維持が難しい
不動産取引は頻繁に行われるものではありません。不動産の購入は大きな決断が必要であり、結婚、出産、転職など、ライフステージの変化にあわせて新たな不動産ニーズが生まれる可能性もあります。
従来の方法では、これらの変化を適切なタイミングで把握し、フォローアップするのは困難でした。例えば、5年前に単身者向けマンションを紹介した顧客が、現在は結婚して子どもがいるかもしれません。このような顧客に対して、適切なタイミングでより広い物件を提案できれば、新たな取引につながる可能性があります。
しかし、多くの不動産業者は、このようなフォローアップを効果的に行う手段をもっていないのが現状です。
複雑な顧客ニーズへの対応が必要
不動産に関する顧客のニーズは、非常に複雑で多岐にわたります。例えば、「駅から徒歩10分以内、3LDK、ペット可、南向き、オートロック付き、家賃15万円以下」というような具体的な条件をもつ顧客もいれば、「静かな環境で、自然が近く、将来的に資産価値が下がりにくい物件」というような抽象的な希望をもつ顧客もいるでしょう。
さらに、これらのニーズは時間とともに変化することがあります。最初は「駅近」を重視していた顧客が、実際に物件を見て回るうちに「広さ」により重点を置くようになるケースも少なくありません。
このような複雑で変化するニーズを正確に把握し、適切な物件を提案することは、従来の方法では非常に困難です。多くの不動産業者は、顧客のニーズを紙のメモやExcelファイルで管理しており、これらの情報を効果的に活用できていないのが実情です。
大量の顧客・物件情報を管理しなければならない
中規模の不動産会社でも、年間数千件の問い合わせを受け、数百件の物件を扱います。例えば、一日に20件の新規問い合わせがあり、それぞれに対して複数回のやり取りが発生するとすれば、1か月で600件以上の顧客とのコミュニケーションが生じることになります。
同時に、取り扱う物件情報も日々更新されるのが一般的です。新規物件の追加、価格変更、成約による販売停止など、常に最新の情報を維持する必要があります。これらの膨大な情報を、アナログで管理しようとすると、情報の更新漏れや検索の困難さなど、多くの問題が発生します。
例えば、ある顧客にぴったりの物件が新しく登録されたとしても、顧客の連絡先をすぐに見つけ出せずにビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。
オンラインとオフラインの情報を統合しづらい
不動産を購入する人は、まずオンラインで物件情報を収集してから実際に店舗を訪れるのが一般的です。例えば、ある顧客がWebサイトで特定の物件に興味を示し、問い合わせフォームに記入したとします。その後、来店時にオンラインでの行動履歴が店舗スタッフに共有されていないと、顧客は同じ説明を繰り返さなければならず、ストレスを感じるかもしれません。
反対に、店舗での対応内容がオンラインの顧客データに反映されていないと、後日のフォローアップメールですでに説明済みの内容を再度送ってしまうといったミスもありえます。
不動産業者によっては、このオンラインとオフラインの情報を効果的に統合する手段をもっていない場合もあり、顧客体験の一貫性を保つことに苦慮しています。
不動産業界の課題がCRMで解決できる理由とメリット
CRMの導入で不動産業界特有の課題を解決できます。ここからは、課題に応じた導入メリットについて解説します。
長期的な顧客関係を維持できる
CRMシステムは、顧客とのすべてのやり取りを記録し、長期的な関係を維持するためのツールです。例えば、自動リマインダー機能により、契約更新日のような重要な日を自動で通知し、適切なタイミングでのフォローアップが可能になります。
また、顧客セグメンテーション機能を使えば、ライフステージや過去の取引履歴にもとづいて顧客をグループ化し、各グループに適したコミュニケーションを行えます。
さらに、履歴管理機能により、過去のすべての対応履歴を簡単に参照でき、顧客との会話の文脈を理解したうえでのコミュニケーションも可能です。
複雑な顧客ニーズへの対応も可能
CRMを活用すれば、複雑な顧客ニーズを効率的に管理し、適切な提案を行えるようになります。顧客のプロファイルを詳細に管理できるため、顧客の希望条件、予算、家族構成などを細かく記録し、常に最新の状態に保てます。
また、ツール内の検索機能によって、登録された顧客ニーズと物件情報を照合し、最適な物件を素早く見つけられるでしょう。時間とともに変化する顧客のニーズを記録し、その推移を分析することで、より適切な提案も可能です。
大量の顧客・物件情報を管理できる
CRMは大量のデータを効率的に管理し、必要な情報に素早くアクセスする手段を提供しています。すべての顧客情報と物件情報をCRMで一元管理していれば、情報の重複や矛盾を防げるでしょう。
また、情報はリアルタイムで更新されるため、物件情報の変更も即座に反映されます。CRMには高度な検索機能も備わっているため、大量の情報を管理していても、必要な情報をすぐに取り出せます。
情報共有がシームレスになる
CRMは、情報共有という点でも効果を発揮するでしょう。多くのCRMがマルチチャネルに対応しており、Webサイト、メール、電話、店舗など、あらゆる接点からの情報を一元管理できます。
行動履歴を共有すれば、顧客のオンライン上の行動履歴を店舗スタッフと共有し、一貫性のある対応が可能です。
営業活動の効率化と可視化
CRMによっては、SFAの機能がセットになっているものもあります。タスク管理機能やレポート機能によって、営業担当者の日々のタスク管理や営業成果の集計、視覚的なレポートの生成が可能です。
また、サービスによってはAIによる予測分析機能を備えている場合もあります。これにより、過去のデータをもとに将来の成約確率を予測し、効果的な営業戦略の立案を支援しています。
不動産業界向けCRMの主な機能
不動産業界向けCRMは、業界特有のニーズに応えるためにさまざまな機能を備えています。ここでは多くのCRMに搭載されている主要な機能を紹介します。
ポータルサイトとの連携による顧客情報の自動管理
多くの不動産業界向けCRMは、主要な不動産ポータルサイトとの連携機能を備えています。各ポータルサイトから寄せられた問い合わせや資料請求などの顧客情報をリアルタイムでCRMシステムに自動登録します。また、顧客情報の仕分けや重複チェック、顧客への初期対応の自動化も可能です。
詳細な顧客情報と履歴の管理
CRMシステムは、各顧客との過去のやり取りや接点の詳細な履歴を記録・管理します。顧客の嗜好・要望の変化を時系列で把握でき、長期的な関係構築に役立つでしょう。また、将来の追跡タスクを設定する機能も備えており、契約更新のタイミングをはじめ、数週間後や数か月後の連絡のリマインドに対応できます。
ターゲット顧客へのカスタマイズされた自動コミュニケーション
顧客の行動や状況にもとづいて、適切なタイミングで自動的にコミュニケーションをとれる機能を提供しています。例えば、最近問い合わせをした顧客や、特定の物件を頻繁に閲覧している顧客に対して、それぞれのニーズにあわせた情報やオファーを自動的に送信します。
一部のシステムでは、顧客の反応に応じて段階的にメッセージを変えていく、高度な自動配信機能も備えています。
SNSプラットフォームとの統合
多くの不動産CRMは主要なSNSプラットフォームとの連携機能を提供しています。例えば、顧客のLINEアカウントと連携することで、より親密でパーソナライズされたコミュニケーションが可能になります。
不動産情報の配信やダイレクトメッセージのやり取りなど、顧客が普段使用しているプラットフォーム上でシームレスなコミュニケーションを実現できます。
物件情報管理と顧客ニーズのマッチング
不動産業界向けCRMは、豊富な物件情報データベースをもち、それを顧客のニーズと効率的にマッチングする機能を備えています。物件の詳細情報、写真、間取り図などを一元管理し、顧客の希望条件に合致する物件を迅速に抽出・提案可能です。
また、新規物件が登録された際に、その条件にあう顧客リストを自動生成するといった、タイムリーな営業活動のサポートにも役立ちます。
不動産業界向けCRMツールの選び方
さまざまな特徴をもつ不動産業界向けCRMツールにおいて、どのように比較すると自社にあう製品が見つかるのでしょうか。最適なCRMツールの選び方を解説します。
必要な機能を把握する
CRMツールの導入前に、社内の課題やニーズの把握が重要です。売買・賃貸や仲介業務・管理業務などにより、重視したい機能が異なります。例えば、既存のシステムと連携して業務全体の効率化が目的であれば、業界を問わず使用できて実績の多い製品が適している場合もあります。一方、専門的な機能が必要な場合、不動産業界に特化した製品の導入が低コストの可能性もあるでしょう。そのほか、見込み客へのアプローチを強化したいのであれば、営業支援・MAツールなどの機能が搭載していると効果的です。
モバイル端末に対応しているか
移動中や物件案内中にも顧客情報の入力をする場合、モバイル端末に対応している製品もおすすめです。商談前の顧客情報を確認するなど、営業活動においても強いサポート力を発揮するでしょう。物件においても、常に最新の情報を確認して案内ができます。
操作性がよいか
不動産業界では、最新の情報をもとにした営業が効果的なため、リアルタイムで顧客情報の確認や更新をしなければなりません。そのため、操作しやすい製品かは重要です。無料トライアルがある製品などで、システムを利用する予定の従業員が実際に操作をして事前に確認しましょう。
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【比較表】不動産業界向けCRM
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ー(無料デモあり) |
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オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS / ASP |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
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〇(30日間) |
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〇 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
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クラウド |
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スターター:月額27,500円~/5ユーザー、グロース:月額110,000円~/10ユーザー エンタープライズ:月額330,000円~/20ユーザー |
《kintone》のPOINT
- 自社の業務内容にあった形で、CRMシステムを自由に作成
- チーム専用のスペースで、顧客の情報をスムーズに共有
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サイボウズ株式会社提供の「kintone」は、自社に必要なシステムを簡単に作成できるクラウドサービスです。顧客管理のほか、物件マスタや物件契約管理アプリなど、不動産業に特化したアプリを導入後すぐに使えます。また各アプリ間の連携もしやすく、顧客情報と契約物件、MAツール、タスク管理などを紐付けることで、営業から物件管理までさまざまな業務を効率化できるでしょう。
無料トライアル |
〇(30日間) |
提供形態 |
クラウド |
価格 |
ライトコース:月額780円/ユーザー、スタンダードコース:月額1,500円/ユーザー |
いい点 通信サービス 1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点 その他 100名以上 250名未満
《HubSpotCRM》のPOINT
- コンタクトを100万件まで管理可能
- 外部ツールと連携してメール管理を効率化
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HubSpot Japan株式会社提供のCRM「HubSpotCRM」は、完全無料のCRMです。無料で使用できる期間やアカウント数にも制限がありません。無料ながらさまざまな便利機能を備えており、GmailやOutlookとの連携や教育コンテンツの提供もあります。また同社の別シリーズにアップグレードしたい場合は、有料で一人からユーザー数を増やせます。
無料トライアル |
ー |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
価格 |
無料 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 情報処理、SI、ソフトウェア 10名未満
《Dynamics 365》のPOINT
- Microsoftが開発したCRM!Office製品との接続が簡単にできる
- 営業・人事・サービスなどのビジネスを支援する各種ツール
- トレンドに合わせたソリューションで顧客のニーズに応える
「Dynamics 365」は、日本マイクロソフト株式会社が提供するCRMツールです。ビジネスアプリケーションOffice製品と連携しやすいのが最大の特長です。Microsoft 365、Azure、LinkedInなどをはじめとする数百ものデータソースに対応しています。各営業担当のもつ情報を社内で共有し、データを活用した業務に適しているでしょう。
無料トライアル |
〇 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
価格 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
改善してほしい点 食品、医薬、化粧品 1,000名以上 5,000名未満
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不動産業界向けCRMツールの導入事例
不動産業界でCRMを導入して成功した事例を2つ紹介します。
リアルタイムな営業のアドバイスが可能に
営業マネージャーが複数部署を見ているため、すべてをリアルタイムに把握することが難しく、さらに集計作業に時間を割いていました。CRMツールにより状況を一元管理できるようになり、集計の時間が減少しました。そのため、営業状況を把握してリアルタイムに適切なアドバイスができる状態になったそうです。属人化していた顧客情報をツールで共有できるため、会社の資産になったそうです。
進捗状況など情報の共有が効率化
小さな部署では、ミーティング等で情報交換ができていましたが、全社横断型営業スタイルに変更してから、情報共有が課題でした。メールなどで共有していた情報もCRMツールを利用することで、担当者だけではなくすべての関係者と情報共有できるようになったそうです。さらに、進捗状況等も確認できるようになりました。
以下の記事では、業種問わずおすすめできるCRMの紹介をしています。名刺管理や営業支援機能をあわせて実施したい方必見です。
まとめ
不動産業界で、CRMツールを選ぶときは、自社の課題を明確にして、必要な機能を洗い出すのが大切です。自社にあうCRMツールの導入により最適な顧客管理で効果的な営業につながるでしょう。またCRMは業界に特化したツールから、業種問わず使用できる製品まで幅広い種類があるため、資料請求や無料トライアルの活用で最適な製品を選んでください。