生体認証付き勤怠管理システムとは
生体認証付き勤怠管理システムは、指紋や静脈・虹彩や顔など人間の体の1部を使った生体認証を勤怠管理システムに応用したものです。従業員が生体認証で打刻した情報はシステムを経由しオンライン上で確認できます。また、集計も自動で行うため事務作業の削減につながります。
指紋認証や静脈認証など、生体認証の種類や特徴などについては、以下の記事で詳しく解説しています。
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生体認証付き勤怠管理が求められる理由
最近では生体認証を利用できる勤怠管理システムが増えています。生体認証への対応が求められる理由、その必要性について解説します。
不正打刻を防止できる
生体認証システムの何よりの特徴はほぼ100パーセント不正打刻ができない点です。タイムカードやICカードと違い、貸し借りによる代理での打刻は成立しません。生体認証に使われる指紋や虹彩などは人間一人ひとり全く違うものなので、必ず本人が打刻する必要があるため、不正打刻が起きる可能性が非常に低いです。
管理コストの軽減をもたらす
生体認証を使えば、タイムカードやICカードといった備品の購入や配布が不要になります。タイムカードの場合、記録した紙の保管場所が必要になりますが、生体認証であれば場所も取りません。また、ICカードは持参するのを忘れたり紛失したりした場合、臨時カードの再発行など、管理運用に手間がかかりますが、生体認証打刻なら「家に忘れて打刻できない」ということ自体が起きません。
セキュリティ対策もかなう
なりすましによる不正打刻や紛失リスクが低いということは、つまりセキュリティ対策としても有効といえるでしょう。また勤怠管理システムだけでなく、入退室管理システムとも連携させれば、出退勤時間の正確な把握に加え、部外者の侵入防止にも役立てられます。
生体認証に対応した勤怠管理システムTOP3
ITトレンドの資料請求ランキング(勤怠管理システム部門)で上位にランクインした生体認証対応の製品を紹介します。
《ジョブカン勤怠管理》のPOINT
- 働き方改革関連法案にも対応!
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- 導入実績80,000社以上! あらゆる業界、企業規模に対応可能!
株式会社Donutsの提供する「ジョブカン勤怠管理」はクラウド型の勤怠管理システムです。打刻方法が多彩で指静脈認証以外にも、ICカード、LINE、Slack、クリック打刻などに対応します。参考価格は一人あたり月額200円~500円。
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《タッチオンタイム》のPOINT
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株式会社デジジャパンが提供する「タッチオンタイム」は国内シェアNo.1のクラウド型勤怠管理システムです。ニーズに合わせて多様なタイムレコーダーを選択でき、指紋認証にも対応します。一人あたり月額300円。
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- ・生体認証に限らず多彩な打刻方法から選択したい
- ・実績があり支持の高い勤怠管理システムを探している
《バイバイ タイムカード》のPOINT
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- 実現します!柔軟なカスタマイズで独自ルールやニーズへも対応
- 失敗しません!専任コンサルタントによる調査・設定導入・運用
株式会社ネオレックスが提供する「バイバイ タイムカード」は、指静脈認証に対応したクラウド型の勤怠管理システムです。大手事例などノウハウも豊富で、検討から安定稼動までサポートチームが寄り添います。
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より多くの生体認証に対応した勤怠管理システムを検討したい方は以下の記事がおすすめです。最新ランキングでの人気製品チェックや、製品比較にも最適です
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生体認証式の打刻がおすすめな業界・業種
ここまで生体認証による勤怠管理について解説してきましたが、どのような業界・業種に適しているか、解説していきます。
小売り・サービス業
正確な勤怠管理ができる生体認証式は、小売り・サービス業界におすすめです。特に多店舗展開している場合、月末に店舗ごとの勤怠情報を集計する必要があり、管理担当の負担が非常に大きくなることもあります。
生体認証式の勤怠管理システムなら、正確な勤怠情報をリアルタイムで管理できるため小売り・サービス業の勤怠管理の効率化に有効です。
製造業・工場
毎日多くの人が働く製造業や工場にも、生体認証打刻がおすすめです。
こうした業種は、一か所に多くの人が集まるため一人一人の勤怠情報の管理が非常に難しく、ICカードや自己申告制の勤怠管理では不正打刻のリスクが非常に高いです。
また、人の出入りが激しいため、入社・退職に合わせてICカードを発行すると予想以上にコストがかかってしまうこともしばしばあります。
生体認証式なら、不正打刻の心配はなく、従業員情報の登録も簡単にできます。
学校や病院
生体認証は、素早く正確な打刻が特徴です。
学校における生徒の出欠管理を生体認証で行えば、例えば代理出席のような不正にも厳正に対処できます。
また、病院での勤怠管理もサポートでき、顔認証システムを使えば資料や医療器具で手がふさがっている場合でもスムーズな打刻が可能です。
生体認証付き勤怠管理システムの選び方
最近では指紋や指静脈認証での打刻に対応した勤怠管理システムも多くなっています。実際に生体認証付きの勤怠管理システムを選ぶ際には、どんなポイントを確認すればよいのか解説します。
職場環境に適した認証を選択する
職場環境にあった生体認証を選ばないと、導入が逆効果となるケースもあるので注意しましょう。例えば指紋認証は、指が少しでも濡れていると読み取りできず、やり直しに時間を要します。渋滞を引き起こしかねず、定時に大人数が出退勤する企業には不向といえるでしょう。この場合、指紋認証よりも精度が高く、非接触で行える指静脈認証や手のひら静脈認証を選択するほうが無難かもしれません。
また、そもそも生体認証式の打刻は、テレワークや直行直帰など会社へ出勤しないスタイルには対応できません。出先での打刻機会が多い場合は、スマホ打刻などを選択するのがベターです。
登録や管理のしやすさを確認
勤怠管理システムはすべての社員が利用するシステムです。企業規模によっては登録する情報量も膨大になるでしょう。実際にどのような流れで登録を行い管理するのか、サービス提供会社に問い合わせたり、無料トライアルなどを利用して使い勝手を確認しておくと安心です。
自社に最適な勤怠管理、打刻の方法とは
正しい打刻は勤怠管理の基本です。打刻方法は様々な方法がありそれぞれメリットやデメリットがあります。
働き方改革が進められる中、「働き方」は日々変化し続けています。その変化への対応は、従来の方法では難しい場合も少なくありません。自社に合ったシステムの導入で勤怠管理を効率化しましょう。