こんにちは。『ITトレンドスタイル』の記事を書く仕事を命じられて3ヵ月。駆け出しライターのあやかです。

今日は2018年1月26日金曜日。プレミアムフライデー!仕事は早めに切り上げて、以前から気になっていたフレンチのお店に行きます。プレミアムフライデー割引でおトクだし!

え?「働き方改革の最前線を取材して、勉強してこい!」って、編集長、どういうことでしょう?「会社の働き方改革を進める中心的存在、人事・総務の人たちが集まる19時スタートのイベントに潜入して、レポートせよ」。ああ、私のフレンチよ、さらば…。


いよいよイベントスタート!

先進的なオフィスの会場に約50名が集まった

…と、不機嫌な顔をしているのは私ぐらい。イベント会場には、ニコニコ顔の人たちが集まってきています。さすが、人事・総務系。愛想のよい方ばかり。

イベントは、「働くヒトのライフスタイルを豊かにする」をミッションに、プチ社食サービス事業を展開する「おかん」(ステキな社名!)と、バックオフィスに携わる人たちをつなぐ情報サイトを運営する「somu-lier(ソムリエ)」(こちらもステキ!)が共催する「総務・管理部向け情報交換会」。要するに、バックオフィスのスタッフさんだけの“井戸端会議”なのです。


この情報交換会は、2017年の夏から月4〜5回、継続して開催されているものの特別編なんだそうです。なにが特別かって、会場です! 東京・日本橋にあるサイボウズさんのオフィス。サイボウズさんといえば、自ら育児休暇を取得して、経営者の仕事と両立させているイクメン(イケメンでもある!)の青野さんが社長。働き方改革なんて言葉が出てくる前から、メンバーの働き方について先進的な取り組みをしてきた会社さん。

取り組みだけでなく、オフィスも立派です! 東京の夜景を見下ろせる、バーのようなカウンターがあったり、アスレチックジムみたいなコーナーがあったり。そんなオフィスの一画をお借りしてのイベント。ただでさえニコニコ顔の人事・総務系の参加者のみなさんが、さらにニコニコ顔になるのも当然なのです。


今回のイベントには50人強の管理部門の方が参加。会社の規模は大手企業からベンチャー企業までまちまちでした。開会のあいさつの後、いよいよ“井戸端会議”が始まります。

最初に、1グル―プ4~6人ごとにわけられます。少人数で、テーブルを囲んでワイワイ話す感じは、ホントに“井戸端会議”。まず、各自が「ほかのグループメンバーに聞きたいこと」を付箋にメモして貼り出し、グループ内で共有することからスタート!

社内SNSは複数ツールの使いわけが主流

「メール処理が仕事になっている。コミュニケーションツールとして何を使っていますか?」
「資格対策は何をしていますか?」
「退職者や退職者予備軍のマネジメント はどうしていますか?」
「働き方改革を推進していくにあたって、どうすればいいのか悩んでいます」

ふむふむ。これが人事・総務系の人たちのリアルな悩みなんですね。普段、自社の社員のいろんなお悩み相談に乗っているけど、自分自身の悩みを誰かに相談する機会って、あんまりないのかもしれません。こうやって、他社の同じ職種の人たちと交流するチャンスは貴重なんですね。集まった質問をもとに、各グループが議論をしていきます。その会話に聞き耳を立てちゃいました!

あるグループでは「社内SNS」が話題になっていました。「どんなツールを使ってる?」という質問に、『Yammer』『ChatWork』『Slack』『Outlook』『Google+』などなど。さまざまなツールの名前が挙がっていました。
聞いただけじゃわからないから、あとでネット検索で調べたりとかしてない! してないってば! …すみません、取り乱しました。
外資系企業の30代の女性は「個別連絡用と全員での情報共有用など、目的によって使いわけています」。なるほど。いくつかのツールを同時に導入して、ツールごとの特徴・強みを活用しているところが多いみたいですね。


おっと。こちらのグループでは、「有給休暇の管理方法」について話している! どうせ、社員に有休をとらせないようにする方法を考えているんでしょ…、なんて考えていたら、全然違いました。
ECサイトを運営している企業の女性は「Gsuiteで管理しているんですが、みんな有休の取得数だけ見ていて、残日数を一切見ていない…」と話していました。別のベンチャー企業で働く女性は「社員の平均年齢が若いせいか、有休に対する認識が甘いんですよ。取り過ぎてしまい、1ヵ月で有休を全部消化してしまったりする。正社員として働く以上、付与された有休を計画的に使用してほしいんですよね」。
どうやら、社員の側にも大きな問題があるみたいです。

時間と場所の管理にみんな悩んでいる

そこからさらに「勤務時間の管理」について、話題は広がりました。
ECサイト運営企業の女性が「アルバイトから採用されて正社員になる人が多い会社です。そのためか『働いた時間=給料をもらえる時間』の意識が強いんです。いまは出退勤時間の打刻システムを導入しているのですが、それが、そうした勤務時間意識を助長している気がしていて、システムは不要なのではないかと思っています」と悩みを打ち明けていました。
一方、イベント制作会社の女性は「裁量労働制なので、厳密には遅刻という概念はないんですが、全社として10時に来るように推奨しています。ただいろんな理由をつけて遅刻する人が絶えません」と。
また、大手通信会社の男性は「部門で上限を設けているけれど、当社は在宅で仕事ができる仕組みがあります。時間ではなく、アウトプットで評価するというものです。労働時間の管理については自己申告制です」と話していました。
時間で管理されるのもイヤだけど、成果オンリーで評価されるのもつらい。「成果が出なかった月は給料もらえない」とか言われたら困るし。そんな社員たちを、どう管理するべきなのか、人事・総務の人たちも悩んでいるんですね。


時間だけでなく、「場所」の管理も悩みの対象みたいです。
スタートアップ企業の女性は「社員の直行直帰が多く、仕事に間に合っているのか遅刻しているのがわかりません。GPS機能による位置情報記録ツールも気になっていますが、ガチガチに管理することが本当にパフォーマンス向上につながるのか疑問で…。導入をためらっています」。
これに対して「人事・労務・総務・採用をひとりで戦略立案から実行の実務まで担当しています」(す、すごい…)という女性が体験談を話していました。「ウチでは『Jinjer』を導入して、そのGPS機能を使っていました。でも、ある役員から反対意見が出て、取りやめに。『忙しいのに、そこまで管理されるのか』と現場から不満が出ていたようです」。


「在宅ワークを認めるかどうか」については意見がわかれていました。「健康面での問題が理由であれば対応している」というところも。「そもそも社員が2人しかいないので、自由にやっている」というステキな企業もありましたが、きっと大忙しでしょうね。「拠点の数が多いのが強みの会社なので、在宅勤務者も含めWeb会議を多く開催して対応している」といった声もありました。


続々とお悩みが出てきます

変形労働時間制に対応できるツールがほしい!

おぉ! 「残業時間を削減して成果は上がったか?」という質問をしているグループがある! 残業削減は働き方改革の本命。これはぜひとも聞いてみないと!
この質問に対して、「むしろ下がった」と答えていたのはIT企業で働く男性。うんうん。みんながんばって仕事をこなしていたのに、無理やり帰宅させられたら、そりゃ下がるよね。
「時には残業してでもやらなくてはいけないこともある。「残業=悪」といちがいにいえるのか疑問」と話すベンチャー企業の女性もいました。
インフラ業界の会社の男性の「必要な残業は必ずある。そういった時に対応できるのが変形労働時間制だが、それに完璧に対応できるツールがない」という声には、多くの共感が集まっていました。


別のグループでは、「メンタルに不調を抱え、会社を休んでいる人」について話題になっていました。そうか、そういうのに対応するのも人事・総務系の人たちだもんなぁ。改めて大変なお仕事です。
大手鉄道会社のグループ会社の男性が「40代の社員がメンタルの問題で休んでいる」と打ち明けると、ベンチャー企業の女性は「えっ。ゆとり世代とか若い人の問題だと思っていたんですが、中高年でも生じる問題なんですね。ウチの社員たちも、将来どこでどうなるかわかりません。そのリスクは総務として考えなくてはいけないですね」と話していたのが印象的でした。対策として、「外部の講師を呼んで、社員に心の研修を受けさせています」というところもありました。

企業規模に関係なく悩みは共通

“井戸端会議”の内容は多岐にわたりましたが、みなさん、グループのほかのメンバーの話すことに、熱心にメモを取っていました。21時にイベントが終了した後、参加者の方に感想をうかがいました!

  • 他社の取り組みが非常に刺激になりました。とくに人事の評価基準でおもしろいことを聞いたので、さっそく社内に持ち帰りたいと思います(大手通信会社・男性)
  • 「このイベントには過去も参加しましたが、今回はとくにベンチャー企業と大企業の悩みの違いを感じました。でも、ベースラインで見ると、総務の人たちの悩みって共通している気もして。総務は“縁の下の力持ち”として、普段は注目されることがあまりないけれど、このイベントで出会った総務の方たちと一緒に課題解決をしていきたいです」(建築インフラ業界の会社・女性)

最後に主催者側の皆さんに感想をうかがいました!

まずは、おかんの中庭佑香さん。「各グループで盛り上がっていましたね。社内ツールの使い方や使ってみた感想を共有したり、連絡先を交換したり、次につながるようなイベントだったと思います」。中庭さんによれば、今後もイベントは定期的に開催するそうです。

懇親会で用意されたおかんのプチ社食も、すごく美味しかった!要チェックです!ひとり暮らしで栄養のバランスが偏りがちな人も、子育て・介護などに忙しくて料理の時間がとれない人も、こういうのが1品プラスされるだけで便利ですよね。そんな『オフィスおかん』が気になる方は、こちらからチェックしてみてくださいね。
オフィス設置型のぷち社食サービス『オフィスおかん』


続いて、somu-lierの國分康平さん。「総務の方々のなかでも、今回ご参加いただいた方は特に意識が高く発信力のある方たちだったと思います。会社の中で抱えている課題をクローズドなコミュニティーで共有できたし、リアルな声を聞くことができました。そして労働時間の管理に悩んでいる方には当社の『AKASHI』をぜひ導入していただきたいなと思いました!」。確かに、参加者のなかにも「導入を検討している」という方がいましたね。詳しくはこちらをご覧ください!
クラウド型勤怠管理システム『AKASHI』


最後に、サイボウズの川畑稔さん。「もともと僕はサイボウズに入社する前に、参加者の方と同じような立場だったので、すごく悩みがわかるんです。当社の製品によって、少しでも業務効率や社内コミュニケーションの向上のお手伝いができればいいなと思いました。またこのようなイベントを企画したいです!」


ステキなオフィスで、おいしいものを食べ、ニコニコした人たちと交流できて。結局、いいプレミアムフライデーの過ごし方だったなぁと思う、駆け出しライターのあやかでした!


気になる製品は無料でまとめて資料請求もできます。

おすすめ記事もチェック!