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コールセンターにおける人事評価の方法や基準とは?ポイントを解説!

コールセンターにおける人事評価の方法や基準とは?ポイントを解説!

コールセンターやカスタマーサポートにおける人事評価は、どのように実施すればよいのでしょうか。オペレーターのモチベーションを高めるためには、コールセンターにおける適切な人事評価体制の構築が重要です。

この記事では、コールセンターの人事評価における項目の策定方法や重視すべき指標、評価時のポイントを解説します。人事評価の構築で成功した事例も紹介するので、自社の評価体制を改善する参考にしてください。


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コールセンターにおける人事評価の項目と策定方法

コールセンターにおける人事評価には、どのような項目があるのでしょうか。代表的な項目は、以下のとおりです。

コール品質
言葉遣いや電話の取り方
業績
処理件数や売上
勤怠状況
出勤日数やシフト調整への協力姿勢
業務知識
自社商品やサービスについての知識
意欲
勤務態度

必要な評価項目は、企業の目標やビジョンによって異なります。実際に人事評価項目を策定する際は、自社にあう内容を適用しましょう。例えば、売上を伸ばすことが最大の目標ならば、業績への評価が重要になるでしょう。一方、顧客からの問い合わせに適切な対応をして、満足度を向上させることが目的の場合、コール品質や業務知識を重視すべきです。

コールセンターにおける評価指標と算出方法

コールセンターにおける評価指標とは、一般的に以下の3つに分類されています。

生産性(パフォーマンス)
処理効率を確認。稼働率や処理時間も評価する。
品質(クオリティ)
顧客対応の評価。顧客満足度などを調査する。
収益性(プロフィット)
オペレーターごとに売上など収益を評価する。

いずれか一つではなく、バランスのよい評価が重要です。

生産性(パフォーマンス)

生産性にかかわる指標について紹介します。

■応答率
計算式「対応呼(件)÷着信呼(件)数×100」
着信の本数に対して、オペレーターが対応した割合です。90%を目指す企業が多いといわれています。
■稼働率
計算式「(会話時間+後処理時間+待機・保留時間)÷給与支払時間」
給与が発生する時間内で、顧客対応した割合です。
■占有率
計算式「通話処理時間 ÷( 通話処理時間 + 待機時間 )」
オペレーターの稼働時間内で、顧客対応した割合です。
■コール数(CPH)
計算式「1時間÷平均処理時間」
Call Per Hourの略で、1時間で受けた着信の数です。
■平均応答速度(ASA)
計算式「(全通話時間 + 全保留時間)÷ 通話の処理件数」
顧客が電話をしてオペレーターが話をするまでの平均時間です。
■サービスレベル(SL)
表記「SL=応答率/秒数」
所定の秒数以内の応答率です。
■平均通話時間(ATT)
計算式「総通話時間÷総コール数」
オペレーターが顧客と通話している時間の平均です。
■平均処理時間(AHT)
計算式「初回に解決できた件数÷総通話処理数」
初回の電話で解決できた割合です。
■初回コンタクト解決率
計算式「(総通話時間 + 総後処理時間)÷通話処理件数」
オペレーターが顧客に対応している時間の平均です。

品質(クオリティ)

品質にかかわる指標について紹介します。

■モニタリングスコア
知識のある従業員が、数値化しにくい項目を評価することです。
■一次解決率
計算式「一回の通話で解決できた件数÷総通話処理数×100」
一回の電話で解決できた割合です。
■ミス発生率
計算式「ミスの総数÷総通話処理数×100」
ミスの発生を示す割合です。
■保留率
計算式「全体の保留時間÷総処理時間×100」
保留状態にして顧客を待たせている時間の割合です。
■従業員満足度(ES)
顧客へアンケートをとり、満足度を調査します。

収益性(プロフィット)

収益にかかわる指標について紹介します。

■CPC
計算式「月間の運用コスト÷総処理件数」
Cost Per Callの略語です。1件の通話のコストです。
■離職率
オペレーター全体から何人が退職したかの指標です。
■採用コスト
計算式「内部コスト+外部コスト」
応募者への対応費用など内部コストと、求人媒体への掲載料など外部コストで、採用全体のコストの指標です。

企業により、重視すべき指標は異なります。自社の人事評価の基準を策定しましょう。

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コールセンターにおける人事評価のポイント

人事評価の目的は、評価することだけではありません。オペレーターのモチベーションを高め、高評価を目指してもらうことが重要です。目的をふまえた人事評価のポイントを3つ紹介します。

人事評価の基準を告知する

高評価を目指してもらうために、策定した人事評価項目や評価基準は、オペレーターに周知しましょう。評価基準が不明だと、オペレーターはどのような努力をすればよいかわからず、不満を抱えてしまいます。オペレーターが常に評価基準を念頭に置けるように、目に付くところに提示するなど工夫しましょう。

定期的にフィードバックを行う

どのような部分がよかったのか、悪かったのかオペレーターにフィードバックをすることで、モチベーションを高められます。具体的には定期的な面談などが有効で、改善点を伝えるのはもちろん、不満などを聞き出せるため、よりよい業務体制が実現するでしょう。

数値で示し、客観性を持たせる

オペレーター全体のモチベーションを高めるために、人事評価は努力が評価に結びつきやすい絶対評価を用いましょう。

また、誰が見ても同じ評価になるように、数値で評価できることも重要です。数値での評価は、自らの改善点を理解し、努力につなげやすくなるでしょう。

お互いを評価する

評価項目を策定したら、SVから全オペレーターへの評価とオペレーターの自己評価を実施します。さらに、オペレーターからSVへの評価も実施すると理想的です。SVが自らの業務を見直す貴重な機会となるでしょう。

評価の際は、項目や制度の理解を深めるため、オペレーターとSVが同じ評価シートで実施しましょう。また、オペレーターとSVの業務転換が必要になった際にも困りません。

コールセンターシステムを導入して評価に活用しよう

丁寧な人事評価はオペレーターのモチベーションを高め、業務品質を改善するうえで欠かせません。しかし、人事評価に伴う作業に割ける余力がない場合もあるでしょう。そこで活用したいのが、コールセンターの評価制度の構築をサポートできるコールセンターシステムです。

オペレーターの対応状況を数値とグラフで表示できたり、顧客対応の内容を蓄積できたりするシステムもあります。コールセンターで収益をあげる業種であれば、オペレーターの成約率も一目でわかります。コールセンターシステムの導入で、効率的にさまざまな数値がわかるため、正確な評価につながるでしょう。

適切な人事評価で成功したコールセンターの事例

あるクレジットカード会社は、オペレーターのほとんどがパート従業員で、離職率が高いという問題を抱えていました。そこで、人事評価体制の改革を実行します。

オペレーターの能力を「効率」「サービスレベル」「解約回避率」の観点から定量的に評価する仕組みを整備しました。さらに、評価をもとにパート従業員が昇格できる仕組みも構築しました。SVやASVに昇格する可能性ができたことで、パート従業員のモチベーションが向上したといいます。

また、この昇格制度はモチベーション向上以外にも、ノウハウの蓄積というメリットをもたらしました。数年で異動する正社員に対し、長く働いているパート従業員は、多くのノウハウをもっています。重要なポストに多くのノウハウをもつパート従業員の採用で業務が安定したといいます。

自社にあった評価項目を策定して効果的な人事評価をしよう

コールセンターにおける人事評価の代表的な項目は、コール品質・業績・勤怠状況・業務知識・意欲などがあります。自社の目標にあう項目を採用しましょう。

また、策定した評価項目や基準を浸透させ、定期的なフィードバックでオペレーターのモチベーションが向上します。さらに、コールセンターシステムの導入で効果的な人事評価ができます。効率的で正確な人事評価のために、コールセンターシステムを利用しましょう。

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