ナレッジマネジメントとは
ナレッジマネジメントとは、個人がもつ「知識」や「ノウハウ」を文書や写真などを用いて組織で共有し、業務の効率化を図るとともに、コミュニケーションを円滑にすることです。専門的な言葉で説明すると、「暗黙知」を「形式知」に変えることをナレッジマネジメントといいます。
ナレッジマネジメントや暗黙知・形式知については、以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
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ナレッジマネジメントツールのメリット
ノウハウやナレッジを蓄積するツールを導入すると、以下のようなメリットがあります。
- ●ナレッジの収集や検索の効率化
- ●社員のスキルアップ、属人化の防止
- ●部署間での情報共有がスムーズ、企業競争力の強化
- ●顧客対応力の強化、顧客満足度の向上
さらに情報を発信したり共有したりすることで、コミュニケーションが活発化し、社員同士の交流も生まれます。
ただし、現場に合っていないツールを選定してしまうと、うまくナレッジを蓄積できず使われません。導入の際は複数の製品を比較して選定しましょう。
ナレッジマネジメントツールの種類
ナレッジマネジメントの方法はいくつかあり、ナレッジマネジメントツールもそれぞれ得意分野が異なります。この記事では、以下のように分類して紹介します。
ナレッジを蓄積して経営戦略などに役立てたい場合は、ナレッジの蓄積や共有に特化したタイプを選択するとよいでしょう。資料を作成する際に適したナレッジを自動で表示したり、部署間でナレッジを簡単に共有できたりします。p>
社内の問い合わせを削減したいという場合には、FAQや社内Wikiを作成できるタイプがおすすめです。よくある質問を集約することで自己解決を促すほか、業務マニュアルとしても使えるので社員教育にも役立つでしょう。
ヘルプデスクをサポートするタイプは、問い合わせ対応の効率を上げたい場合に最適です。AIチャットボット型が多く、顧客や社内からの問い合わせに自動で対応してくれるものや、オペレーターがFAQを検索しやすい製品があります。
情報の検索効率を上げたい場合は、全文検索やファイル内検索など検索機能に優れたエンタープライズサーチタイプがよいでしょう。曖昧なキーワードで検索しても、すぐに目的の情報にたどりつけるのがメリットです。
なお、人気のナレッジマネジメントツールから検討したいという方は、ITトレンドの月間ランキングをご覧ください。
ナレッジマネジメントツールの選び方
まずは導入目的に応じて、適したタイプのナレッジマネジメントツールを導入すべきですが、ほかにもいくつか選ぶ際のポイントがあるので紹介します。
- 1.社員全員が使いこなせるか
- 2.モバイルデバイスに対応しているか
- 3.セキュリティ対策がされているか
- 4.スモールスタートできるか
1.社員全員が使いこなせるか
ナレッジマネジメントツールはITツールに使い慣れていない人でも直感的に操作できなければなりません。例えば、HTMLの知識がなくてもFAQページを作成できる、AIの事前学習の手間がない、といったツールが望ましいです。
無料トライアルを実施している場合は実際に使って試してみるとよいでしょう。
2.モバイルデバイスに対応しているか
PCだけではなく、スマートフォンやタブレット端末に対応しているかどうかもポイントです。営業職など職種によっては、外出先でナレッジを確認できたほうがよいこともあるでしょう。社員がどこにいても情報にアクセスし、知識を共有できる環境を作ることがナレッジの蓄積、共有に結びつきます。
3.セキュリティ対策がされているか
特にクラウド型のナレッジマネジメントツールを利用する際に注意したいのが、セキュリティです。顧客情報や機密情報などを含む社内のナレッジを、ベンダーが運用するサービスに蓄積していくので、情報漏えいなどのリスクを回避しなければなりません。データセンターの信頼性や、サーバ監視体制などを確認しておきましょう。
4.スモールスタートできるか
ナレッジマネジメントツールを導入したばかりの時期は、ツールに蓄積されている情報が少なく、結局問い合わせの件数が減らないというケースもあるでしょう。まずは一部の部署やメンバーでテストしてみるなど、スモールスタートすると運用がスムーズです。
そのため、利用規模や機能を拡張できるツールが望ましいでしょう。また、ベンダー側でAIチャットボットの初期設定を代行してくれるサービスなどもあるので、サポート体制を確認しておくと運用後も安心です。
ナレッジの蓄積や共有に特化したナレッジマネジメントツール
まずは基本的なナレッジマネジメントツールから検討したいという方におすすめのツールを紹介します。
▼各製品の提供形態や価格を一覧で見たい場合はこちら!
ナレッジの蓄積や共有に特化したナレッジマネジメントツールの比較表
《Knowledge Explorer》のPOINT
- AIがあなたのパートナーとなり、必要な資料をPUSH通知でお知らせ
- 現在のシステム、業務プロセスを変えずに情報共有・活用を促進。
- DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を強力にサポート!
「Knowledge Explorer」は、株式会社図研プリサイトが提供するAI実装フルオート型ナレッジ活用ソリューションです。仕様書や提案書など文書を作成している最中に、文書作成において必要な資料をAIがピックアップしてくれるので、ナレッジをもれなく活用できます。また、ほかのユーザーの検索時の行動や判断を可視化する「みんなの検索履歴」という機能や、検索結果のドキュメントに評価・コメントをつけられる機能、ファイルをドロップするだけで類似文書を見つけられる機能など、ナレッジ活用に役立つ機能が豊富です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
オンプレミス |
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《flouu》のPOINT
- 強力な全文検索機能により欲しい情報がすぐに見つかる!
- 見やすい履歴管理機能でナレッジの更新を簡単に把握!
- 情報シェア・アクセス管理機能により確実なナレッジ共有を実現!
プライズ株式会社が提供する「flouu」は、リアルタイムで情報共有するツールです。1つのドキュメントに複数人がアクセスして同時編集できるので、オンライン会議などで活躍するでしょう。ドキュメントを見ながらコメントしたり、flouu上で共有したりできます。無料トライアルが用意されているので導入前にぜひお試しください。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額500円~/30日(1ユーザー当たり) |
無料トライアル |
〇 |
- ■flouuを使えばチームメンバーとの情報共有・連携はもちろんのこと、社外のメンバーとのやりとりもオールインワンで完結できます。(東京都/ 一般事務/ 通信サービス)
- ■一括で情報を管理をし、それを整理し正確に引き出せるようになった。チャット機能などもオンライン会議中にとても役立っている。 (東京都/ 生産・製造/ 人材サービス)
- ■ 制作データ・議事録・修正内容など、どれも別々のツールで作業を行っていたので、 共有データの統一や、ツール移行の面倒がなくなりました。(和歌山県/ 編集・編成・制作/ 介護・福祉)
《AppSuite》のPOINT
- データ化した情報は簡単に共有・検索・編集ができます
- アプリ同士を連携させて様々な業務のデータ収集が可能
- アプリはテンプレートの他、独自アプリの作成もできます
「AppSuite」は、株式会社ネオジャパンが提供する業務アプリ作成ツールです。グループウェアの「desknet's NEO」を利用しているユーザー向けのツールで、さまざまな業務をシステム化するアプリを自由につくれます。アプリ内に蓄積されたデータを集計してグラフ化したり、グループウェア上で共有したりできるので、社内ナレッジ共有アプリとしても使えるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / オンプレミス / パッケージソフト / SaaS |
参考価格 |
月額400円~/1ユーザー |
無料トライアル |
◯(30日間) |
- ■エクセルライクでのWebシステムなので、入力項目を決めて、レイアウトを考えるだけで、共有する帳票などが自由に使えます。desknetsとのコラボで承認ワークフローも可能です。(愛知県/その他製造/情報処理・情報システム)
- ■小規模のアプリケーションをベンダーに依頼すると数百万は取られるが、このアプリなら少し制約はあるにしろ、内製で作成できるので助かる。 (福岡県/食品、医薬、化粧品/情報処理・情報システム)
- ■excelやwordなどで点在していた文書を移行し一元管理できるようになりました。また通知メールの設定により出先からでもスマホなどを使用して報告書などのデータ確認が可能になりました。(東京都/電気、電子機器/総務・人事)
《NIKKEI The KNOWLEDGE》のPOINT
- 日々の情報収集が圧倒的に楽に!浮いた時間を別業務に回せます。
- チームの興味・関心が分かる!良い情報をきっかけに情報交換も。
- 商談率アップ!仮説提案型営業でのスムーズな商談が見込めます。
株式会社日本経済新聞社の「NIKKEI The KNOWLEDGE」は、月額固定料金のナレッジマネジメントツールです。初期費用は無料で、1~5名で月額30,000円、6~20名で月額80,000円、21名以上は別途ご相談となります。日経コンテンツや業界専門紙・ビジネス誌・Webコンテンツなど豊富な情報ソースを揃えており、必要なデータをAIが抽出してバインダー機能でまとめてくれます。バインダーは組織内で共有され、アイディアやナレッジなどをメモしてシェアやコメントも可能です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
サービス |
参考価格 |
月額30,000円/1~5名 月額80,000円/6~20名
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無料トライアル |
◯(1か月) |
《rakumoボード》のPOINT
- 新しいGoogleサイトに対応
- 情報漏洩防止機能が充実
- パック購入でシリーズ製品をまとめて利用可能
rakumo 株式会社が提供する「rakumoボード」は、Google Workspaceに掲示板機能を追加するアドオンツールです。Googleグループとの連携により、グループやメンバーを一元管理します。投稿は色分けされたカード型のメッセージで表示され、情報整理がしやすいのもポイント。ほかにも、アクセス権限設定機能が搭載されており、情報漏えい対策にも役立ちます。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額150円~/ユーザー |
無料トライアル |
〇(2週間) |
《Kibera》のPOINT
- PlantUMLに対応しダイアグラムを作成
- Qiita TEAMやesa、DocBaseなどからデータをインポート
- Google Workspaceのシングルサインオンに対応
「Kibela」は、株式会社ビットジャーニーが提供する情報共有効率化に役立つナレッジマネジメントツールです。誰にでも使いやすい操作性と充実のテキストエディタ機能で、記事の作成・投稿をサポートします。複数人での共同編集ができ、テンプレート保存も可能。さらに「いいね」などのコメント機能搭載で、コミュニケーション活性化にも役立ちます。またユーザー数5人まで・グループ作成数4グループまでであれば無料プランも用意されています。(容量1GB/ユーザー)
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額550円~/1ユーザー ※無料プランもあり |
無料トライアル |
〇(最大2カ月) |
《CiscoWebexBoardシリーズ》のPOINT
- 強力な4Kカメラによる鮮やかな映像
- 作成したコンテンツはクラウド環境上に保存
- スマートフォンやタブレットと同様のタッチパネル
シスコシステムズ合同会社提供の「CiscoWebexBoardシリーズ」は、プレゼンやWeb会議に必要なホワイトボードはもちろん、マイクやスピーカーなど必要なツールを一通り揃えています。指で直接書き込めるホワイトボードで使い勝手がよく、4Kカメラや12個ものマイクアレイによる高品質な映像も魅力でしょう。なおWeb会議を行うには、Cisco Webex Teamsアプリが必要です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
ハードウェア / サービス |
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Dropbox Paper》のPOINT
- カレンダーと連携して情報を管理
- 動画や音楽も共有可能
- プレゼンテーション資料作成にも使える
「Dropbox Paper」は、Dropbox Japan株式会社が提供する共同編集ドキュメントツールです。テキスト以外にも動画や音楽、PDFなどのファイル共有ができ、作成済みのドキュメントはそのままプレゼン資料にも変換可能。ドキュメント上にコメントを挿入できるフィードバック機能や、YouTubeやPinterest、Googleマップなどとリンクできる機能も備えています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額1,200円~ |
無料トライアル |
〇 |
《QiitaTeam》のPOINT
- 共同編集機能でドキュメントをブラッシュアップ
- アクセス制限やSSL化でセキュアな環境を確保
- コメント・メンション機能で活発なコミュニケーションが可能
Increments株式会社が提供する「QiitaTeam」は、日報やマニュアル、目標管理などさまざまなドキュメントの共有をサポートするシステムです。高度な検索機能が搭載されているため、情報の蓄積に整理や工夫は必要ありません。またSlackやタスク管理ツールのTrelloと連携も可能。さらに5,000以上ものチームに導入された実績も魅力です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
SaaS / ASP / クラウド |
参考価格 |
月額500円~ |
無料トライアル |
〇(30日間) |
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《Microsoft Whiteboard》のPOINT
- 無料で使用可能
- セキュアな環境で保存
- Microsoft Teamsと組み合わせて使うことも可能
「Microsoft Whiteboard」は、日本マイクロソフト株式会社が提供するホワイトボード機能です。複数人で、図やテキストなどを書き込みながら会議を進められます。付箋やドキュメント挿入、写真の投稿など、アイデアの共有に役立つさまざまな機能を搭載。またMicrosoftのアカウントを持っていれば、無料で利用できるのもポイントです。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
Microsoftアカウントがあれば無料 |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《esa》のPOINT
- 3,000を超える組織での導入実績あり
- WIPの記事を全員でブラッシュアップ
- 履歴管理からいつでもロールバック可能
合同会社 esaが提供する「esa」は、社内での知識の共有を円滑化するツールです。気軽にアイデアを投稿しチームなどの複数名で共有・編集しながら、そのアイデアをブラッシュアップしていくことを目的としています。同時編集機能やカテゴリ分け、スライドショーなどさまざまな機能を有しており、チャットワークやSlackなどのツールと連携も可能です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
オンプレミス / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額500円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(2か月) |
《Cmosy》のPOINT
- 1ユーザーあたり月額500円~のローコスト
- UDPを使用した高速アップロードが可能
- Google Cloud Platform上で堅牢なセキュリティ性を実現
吉積情報株式会社が提供する「Cmosy」は、Google Workspaceの拡張アドオンサービスで、ファイル共有を支援するツールです。ファイルストレージには、Googleドライブが使われるため快適で使いやすく、さらにGoogle Cloud Platformにサービスが構築されるため、セキュリティも安心です。アップロードやファイル送信はもちろん、Googleアカウントを持っていない人とも共有できる機能も搭載しています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額500円~/ユーザー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《DocBase》のPOINT
- 保存データと通信路を暗号化
- 30世代分のバックアップを常に確保
- セキュリティパックでさらにセキュリティを強化可能
株式会社クレイが提供する「DocBase」は、強固なセキュリティー環境が魅力のが情報共有ツールです。ISO 27001取得しており、システム上でやり取りされる情報は暗号化されます。ほかにも、ウイルス対策やシングルサインオン、脆弱性診断や操作ログなどのさまざまなセキュリティ機能で、大切な情報を守ります。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額990円~/3人・3GB |
無料トライアル |
〇(30日間) |
《Evernote》のPOINT
- テキストだけでなく画像、音声など様々な形式で保存可能
- グループウェアと連携でさらに便利に
- オフラインでも作業でき、オンラインになった際に同期
エバーノート株式会社提供の「EvernoteTeams」は、チームでの情報共有を可能にしたメモアプリです。議事録や社内wikiなど幅広く活用でき、ノートを取るような手軽さでメモできます。また履歴やタスクの管理ができる機能や手書きメモにも反応する高度な検索機能も搭載。さらにMicrosoftTeamsやGoogleドライブ、Googleカレンダーと連携できる点もポイントでしょう。無料プランも提供しています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
0円~ |
無料トライアル |
〇 |
FAQや社内Wikiを作成できるナレッジマネジメントツール
つづいて、社内FAQや社内Wikiを作成できるナレッジマネジメントツールを紹介します。問題や疑問が生じた際に自己解決を促せます。
▼各製品の提供形態や価格を一覧で見たい場合はこちら!
FAQや社内Wikiを作成できるナレッジマネジメントツールの比較表
《Qast》のPOINT
- 3,000社以上が導入。ナレッジ経営実践のためのツール
- Q&Aとメモで、社内ナレッジを集約。定着支援プランあり
- スコアで貢献を可視化。人事評価への転用も可能
any株式会社が提供する「Qast」は、Q&Aとメモを蓄積していくナレッジ共有ツールです。匿名で質問したり、テンプレートを使って回答を投稿したり、気軽にナレッジを蓄積できる仕組みです。SlackやTeamsと連携することで、コミュニケーションの内容も蓄積されていきます。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
月額600円~900円/1ユーザー |
無料トライアル |
〇 |
- ■社内で部署ごとに得意業種や提案商材がバラバラで、新規提案をする際に誰が詳しいのか調べて個別で聞いていました。Qastでは社員がそれぞれ営業に役立つ情報を投稿しており、定期的にQastを見に行くだけで、新しい提案のネタを拾う事ができ、情報収集の効率が上昇しました。(東京都/ 営業・販売/ 放送・広告・出版・マスコミli>
- ■投稿されたナレッジに対して質問が出来るのですが、匿名での質問も可能なので「質問しづらい」という心理的なハードルが下がるのも大きなメリットだと思います。(東京都/ 一般事務/ 通信サービス)
- ■キャスト上に質問を投稿すると、答えがわかるユーザーが回答をしてくれます。過去の質問と回答は保存されるので、同じような質問が出たときに過去の回答をもとに解決することができる点がよいです。(東京都/ 一般事務/ 情報処理、SI、ソフトウェア)
アルファスコープ
株式会社プラスアルファ・コンサルティング 東証マザーズ上場 《アルファスコープ》のPOINT
- クラウドサービスのため、自宅からでも瞬時にアクセス
- 社内の欲しい情報がすぐ手に入る豊富な検索機能
- 社員の利用状況まで見える化する充実の分析機能
株式会社プラスアルファ・コンサルティングの「アルファスコープ」は、FAQ・ナレッジソリューションです。カテゴリ検索やキーワード検索、自然文検索などに対応しているほか、新着FAQや参照の多いFAQが表示されるので検索が簡単でしょう。FAQ作成機能や、PV数・ログイン数などの分析機能も搭載しており、社外向けのFAQサイトとしても利用も可能です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
月額100,000円~ |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Helpfeel》のPOINT
- 表記揺れに対応したキーワード検索で知りたい情報がすぐ見つかる
- FAQページの追加・編集が超簡単!画像や動画も掲載可能
- 専任チームが伴走支援!ナレッジマネジメントの手間を大幅削減
Nota株式会社が提供する「Helpfeel」は、誰でも簡単に社内向けFAQページを作成でき、意図予測検索によって検索ヒット率98%を誇るFAQシステムです。FAQページに画像や動画を掲載することも可能で、HTMLやCSSの知識は不要です。また、専任チームのサポートがあり、導入後もFAQの利用状況を分析して改善策を提案してくれます。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / サービス |
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《kintone》のPOINT
- クラウド上に社内の知識・データやノウハウを集約
- 全文検索機能で添付資料の中身まで検索
- 話題やプロジェクトごとに整理できるコミュニケーションスペース
「kintone」はサイボウズ株式会社が提供しており、社内の情報を集約して情報共有しやすくするサービスです。社内FAQを作成したり、文書や画像などのファイルを管理したりできます。社内FAQに関連リンクの記載や資料の添付をすれば、業務マニュアルとしても活用可能です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド |
参考価格 |
月額1,500円~/1ユーザー |
無料トライアル |
◯(30日間) |
- ■個別のアプリケーションを作成できる点がいいと思います。仕事柄他の人に引き継ぎをする機会が多いのですが、引き継ぎやナレッジ管理に用いています。(東京都/ 情報処理・情報システム/ 通信サービス)
- ■データベースの構築が非常に、直感的でわかりやすく、権限の設定も容易にできる。また、入力したデータを自動で表計算して理想のグラフや表ができる。データのインポート、エクスポートも大きな研修なく直感的に可能。(大阪府/ 専門職(法律関連))
- ■これまで業務の経過記録は各人ごとに違うデータ形式で残しており、職場でノウハウの蓄積がうまく行われていなかったが、kintoneにより職場共通のフォーマットを作成し、それに記録を残すことでノウハウの継承が容易になった。(大阪府/ 一般事務/ 公務員(教員を除く))
《i-ask》のPOINT
- 社内業務のナレッジ管理サービス i-ask
- 簡単・手軽にナレッジ更新が可能。社内の情報共有としても活躍!
- 社内からの問い合わせコストを削減!
「i-ask」は株式会社スカラコミュニケーションズが提供するナレッジ管理サービスです。3ステップで簡単にFAQを作成し、公開したあとは疑問を解決できたかをアンケートで調査したり、閲覧数や評価数を分析したりしてブラッシュアップが可能です。問い合わせを減らして自己解決率が向上するでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模> |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / SaaS / ASP / アプライアンス |
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
- ■点在するナレッジを体系化してまとめることができます。よく参照されているナレッジをランキングで表示したり、各個人がよく使うナレッジをお気に入りに入れたりなど、カスタマイズも柔軟です。(東京都/ 一般事務/ その他)
- ■システム部を介さず、カスタマー・サービス部門だけで充分に運用が可能なFAQシステムです。ある程度のデザインのカスタマイズも可能で、トップページや他のページと連続性を持ったデザインが可能です。(東京都/ 企画・調査・マーケティング/ 食品、医薬、化粧品)
- ■社員および顧客向けにFAQを作成していますが、棚卸や更新が簡単にできます。操作性が簡単なため、継続して利用することができます。(東京都/ 企画・調査・マーケティング/ 金融・証券・保険)
《NotePM》のPOINT
- 社内版ウィキペディアでマニュアル作成・ナレッジ管理しやすい
- 強力な検索機能で「ほしい情報がすぐ見つかる」
- フォルダ構造で階層構造で整理でき、アクセス制限機能が柔軟
「NotePM」は、株式会社プロジェクト・モードが提供する社内Wiki作成ツールです。高機能エディタとテンプレート機能を搭載しており、Web上で簡単にナレッジを蓄積できます。また、ファイルの中身まで検索対象となり、全文検索に対応しています。アクセス制限の設定により、社外関係者にもナレッジの共有が可能です。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
月額4,800円~ 初期費用、サポート費用 0円 |
無料トライアル |
◯(30日間) |
- ■記事を簡単に作成、編集、整理、リンク付できる。図やファイルの貼り付けも行うことができ、使いやすい。記事にタグつけることができるので、同じタグを持った記事同士でつなげることができて、社内ナレッジが溜まればたまるほど、効果が出ると感じた。チャット機能もついていて、記事についてユーザー同士で質問のやり取りをしたりすることができるのも便利。(東京都/ 経営企画/ エネルギー)
- ■ナレッジ共有に加えて閲覧権限の管理がきちんとできるので、内定者に見せるなどさまざまな運用が出来そうです。(東京都/ 総務・人事/ 建設)
- ■部署内やチームにおいてナレッジの共有がスムーズに行えるので重宝します。無料のツールよりも膨大な情報を整理・共有できますし、細かなカスタマイズが出来るので、使い勝手もよいです。(東京都/ 情報処理・情報システム/ 電気、電子機器)
《ナレッジリング》のPOINT
- 業界最安クラスで高いコストパフォーマンスを実現
- 直感的な操作で誰でもカンタンに始められる
- 検索エンジン感覚で探している情報がすぐに見つかる
「ナレッジリング」は、株式会社CBITが提供するクラウドFAQシステムで、検索機能が充実しています。システムにアップされた情報はもちろん、ファイルの中身まで検索対象になっており、横断的な検索が可能です。よく検索される内容はランキングで表示されるので探しやすいでしょう。なお、無料プランが用意されています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS |
参考価格 |
月額9,920円~ ※フリープランあり |
無料トライアル |
ー(無料オンラインデモあり) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Tayori》のPOINT
- 約4万アカウントの導入実績あり
- 通信は常にSSLにより暗号化
- 豊富なテンプレートで簡単操作
「Tayori」は、株式会社PR TIMESが提供するナレッジマネジメントツールです。社内情報を一元化し、ナレッジ共有から顧客対応の管理まで、情報の収集・蓄積・共有をワンストップで行います。またFAQは、外部向けだけでなく、社内の業務マニュアルや取引先との情報共有にも活用可能。カスタマーサポートや企画・マーケティングにおける課題解決に、役立つでしょう。ユーザー数1名であれば、無料プランも提供しています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
SaaS / ASP / クラウド |
参考価格 |
月額3,400円~/3名 無料プランあり |
無料トライアル |
〇 |
《Notion》のPOINT
- ドラッグアンドドロップでドキュメントを管理
- オリジナルのタグを設定可能
- ほかのツールの内容をNotion内に埋め込み可能
「Notion」は、株式会社ノースサンドが提供する情報の記録と共有を行うITシステムです。会議メモやプロジェクト管理に活用できるほか、メンバーが自由に内容を編集できる社内wikiの構築にも役立ちます。またGoogleドライブやGoogleマップ、Twitter、Figmaなど、500以上ものツールと連携可能な点も嬉しいポイントです。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド / SaaS / ASP |
参考価格 |
0円~ 複数人での利用は月額8ドル~/ユーザー |
無料トライアル |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
製品・サービスのPOINT
- 培ってきたノウハウなどの情報を蓄積・整理し活用を活発に
- 部署やチームを越えたコラボレーションも生まれやすい
- Wordのような形で誰でも簡単操作、社内ポータルとしても最適
リックソフト株式会社が提供している「Confluence」は、情報の発信、整理、検索を効率化する企業向けWikiシステムです。ファイルサーバやメール、ローカルなどバラバラに保存されている情報を一元管理し、社内で共有しやすくします。Microsoft Wordのような操作性で、動画や画像などを挿入した資料も作成できるので、情報発信にも使いやすいでしょう。
対象企業規模 |
従業員規模:50名以上 売上規模:すべての規模 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド |
参考価格 |
クラウド:月額557円/1ユーザー オンプレミス:月額626円/1ユーザー |
無料トライアル |
〇 |
ヘルプデスクをサポートするナレッジマネジメントツール
ここからは、ヘルプデスク業務を効率化したい場合に最適なナレッジマネジメントツールを紹介します。
▼各製品の提供形態や価格を一覧で見たい場合はこちら!
ヘルプデスクをサポートするナレッジマネジメントツールの比較表
《OfficeBot》のPOINT
- ChatBot史上初!ナレッジマネジメント特化型チャットボット!
- FAQなくても大丈夫!あらゆる社内文書を自動解析し的確に回答!
- FAQにも文書にも答えがない?ならAIが自動で社員に聞き回ります!
ネオス株式会社提供の「OfficeBot」は、バックオフィスに特化したAIチャットボットです。FAQを登録すると、AIが想定される質問パターンを何十倍にも拡張して作成。導入後の学習やチューニング、シナリオ作成も不要なため運用負担が少ないのもポイントです。高精度で手間がかからず、導入直後から問い合わせ件数の大幅な削減が見込めるでしょう。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
SaaS |
参考価格 |
月額100,000円~ 初期費用50,000円~ |
無料トライアル |
〇 |
情報検索の効率を上げるナレッジマネジメントツール
最後は、大量のデータから必要な情報を取り出せず悩んでいる場合におすすめのツールを紹介します。
▼各製品の提供形態や価格を一覧で見たい場合はこちら!
情報検索の効率を上げるナレッジマネジメントツールの比較表
《QuickSolution》のPOINT
- 【シェアNo.1三冠達成】発売から20年4100サーバ以上の豊富な実績
- 企業内に埋もれる情報の活用/共有の第一歩は検索から
- AI搭載&純国産!ナレッジ活用を促進する多彩な機能を搭載
住友電工情報システム株式会社が提供する「QuickSolution」は、大量のデータから検索する際に最適な全文検索システムです。50TBのファイルサーバから2~3秒で検索でき、数100TBの規模でも分散検索により対応可能です。AIを搭載しており、自動的に絞り込みキーワードを提示してくれます。そのためキーワードを入力せず、クリックだけで検索ができます。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
パッケージソフト / オンプレミス / クラウド / SaaS |
参考価格 |
1,500,000円~ |
無料トライアル |
ー(体験デモあり) |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
- ■フォルダ内にあるテキストの内部まで検索することができて、探したいテキストファイル等を見つけられる点。(愛知県/ 情報処理・情報システム/ 通信サービス)
- ■検索が大変しやすい。キーワード検索や期間、フォルダーによる簡易検索など、毎日のようにビジネスシーンで利用している。(愛知県/ 企画・調査・マーケティング/ その他製造)
- ■弊社ではこれまで複数のフィル検索ツールを利用(10システム程)し、その価格と機能を比較してきているが、 QuickSolutionはその中の競争を勝ち残った優秀な検索システムです。検索結果の表示が早く、数十万のファイルでも全文検索が可能です。(東京都/ 研究・開発/ 電気、電子機器)
《AI-Brid》のPOINT
- 一つの検索システム・一度の検索で網羅的な検索を実現!
- 誰でもカンタン!数百万のデータからでも必要データを楽々取出し
- 充実のサポートで導入後の運用も安心!
木村情報技術株式会社の「AI-Brid」は、一問一答型AIと文書検索型AIを組み合わせた独自のソリューションです。よくある質問はもちろん、あまり検索されない専門性の高い問い合わせまでを網羅し、大量のデータから簡単に検索できます。部署ごとに異なるシステムやファイルサーバをクロール連携すれば、横断的な検索にも対応します。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
クラウド |
参考価格 |
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無料トライアル |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Neuron ES》のPOINT
- 「エンタープライズサーチ」カテゴリで5年連続1位&口コミ1位!
- 使いやすさを徹底追求したシンプルな操作性
- インテリジェント検索で欲しいナレッジがすぐに見つかる
「Neuron ES」は、ブレインズテクノロジー株式会社が提供するエンタープライズサーチです。横断検索に対応しており、オンプレミスのファイルサーバやBox・SharePointなどのクラウドサービスなどに保存された大量のデータから、目的のデータをすぐに見つけられます。作成した資料は自動的にインデックス化され、よく見られている資料などを分析してレポートにまとめられる機能も搭載しています。
対象企業規模 |
すべての規模 |
提供形態 |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / アプライアンス |
参考価格 |
月90,000円~/〜1000万文書 ※利用者数制限なし |
無料トライアル |
〇(7日間) |
- ■フォルダやファイル形式を指定して、ファイルの中身やフォルダパス名からキーワード検索をすることができます。 同様の他サービスと比較して、検索の速度がかなり早いように感じます。(東京都/ 技術・設計/ 不動産)
- ■ファイルサーバにため込んでいる大量のファイルを瞬時に検索してくれるので、資料を探し出す手間は減りました。 大量の検索結果がヒットしても絞込検索が秀逸ですので、目的のファイルに辿り着くことが容易です。(大阪府/ 情報処理・情報システム/ 食品、医薬、化粧品)
- ■ファイルサーバへの保存方法は三者三様で、保存する際のルールを決めてもフォルダの階層がどんどん深くなっていき、結局、欲しい情報にアクセスするのに時間がかかっていました。Neuronを導入後は、保存状況を気にせず、欲しい情報にダイレクトにアクセスできるようになりました。(東京都/ 研究・開発/ 自動車、輸送機器)
【比較表】おすすめナレッジマネジメントツール一覧
この記事で紹介したナレッジマネジメントツールの提供形態と参考価格が一目でわかる比較表です。「オンプレミス型で導入したい」「できるだけコストを抑えたい」などの要望がある場合は、この表で製品を比較してみると選びやすいでしょう。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▼ナレッジの蓄積や共有に特化した製品へジャンプ!
▼社内FAQや社内Wikiを作成できる製品へジャンプ!
製品名 |
提供形態 |
参考価格 |
Qast |
クラウド / SaaS |
月額600円~900円/1ユーザー |
アルファスコープ |
クラウド / SaaS / ASP |
月額100,000円~ |
Helpfeel |
クラウド / SaaS / サービス |
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kintone |
クラウド |
月額1,500円~/1ユーザー |
i-ask |
オンプレミス / クラウド / SaaS / ASP / アプライアンス |
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NotePM |
クラウド / SaaS |
月額4,800円~ |
ナレッジリング |
クラウド / SaaS |
月額9,920円~
※フリープランあり |
Tayori |
SaaS / ASP / クラウド |
月額3,400円~/3名 ※無料プランあり |
Notion |
クラウド / SaaS / ASP |
0円~ ※複数名利用は月額8ドル~/ユーザー |
Confluence |
オンプレミス / クラウド |
クラウド:月額557円/1ユーザー オンプレミス:月額626円/1ユーザー |
▼ヘルプデスクをサポートする製品へジャンプ!
▼情報検索の効率を上げる製品へジャンプ!
製品名 |
提供形態 |
参考価格 |
QuickSolution |
パッケージソフト / オンプレミス / クラウド / SaaS |
1,500,000円~ |
AI-Brid |
クラウド |
ー |
Neuron ES |
オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / アプライアンス |
月額90,000円~/〜1000万文書 |
ナレッジマネジメントツールの運用における注意点
ここからは、ナレッジマネジメントツールの運用にあたって気をつけるべきポイントを紹介します。
ナレッジマネジメントの必要性を社員に理解してもらう
ナレッジマネジメントツールの利用者には、次の2つの役割が求められます。
- ・ナレッジコントリビューター(提供者)
- ・ナレッジユーザー(利用者)
ナレッジを提供し、ナレッジを活用しなくてはなりませんが、ツールを積極的に使ってもらうためには、何かしらの働きかけが必要です。
まずはナレッジマネジメントツールの必要性を社員に理解してもらい、日常業務に少しずつナレッジマネジメントツールを組み込みましょう。社内情報を共有する際もナレッジマネジメントツールを使うようルール化すれば、次第に浸透していくはずです。
運用体制を整える
ナレッジマネジメントツールをうまく運用するには、社内の情報共有を奨励する風土が必要です。
各部署で業務を采配している社員が、優れたナレッジを保有する社員に知識の共有を奨励し、優れた知識を共有した社員を正しく評価する。そんな仕組みづくりを会社として提供できるかどうかが、重要な鍵となります。
営業部署で高い成績を残している社員の営業手法や、処理の早い事務社員が行っている業務のコツなど、優れた暗黙知を持っている社員が、その知識を進んで形式知として共有するマインドを醸成する必要があります。
ナレッジ共有ならGoogleドライブやMicrosoft 365でも可能?
わざわざツールを導入するほどでも....と思っている方もいるかもしれません。実は、GoogleドライブやMicrosoft 365のドキュメント管理機能などを用いてナレッジの蓄積や共有を行う方法もあります。
ツールを利用するより少し複雑になりますが、普段利用しているGoogleドキュメントやExcelを活用しながら、格納するファイルや書き方などのルールを決めることで、ナレッジマネジメントが行えます。
無料でナレッジマネジメントを行いたいという方は、無料トライアルやフリーで使えるツールもあるので活用してみてください。ただし、無料ツールは機能制限などがあるので本格的な運用には向いていないことを念頭に置きましょう。
複数の製品を比較し、最適なツールを導入しよう
ナレッジマネジメントツールは多種多様です。社内FAQを作成できたりヘルプデスクに活用できたり、製品によって得意分野が異なります。蓄積したナレッジをどう活用したいのかを考え、選定するのがおすすめです。ほかにも操作性やサポート体制などに注目して複数の製品を比較し、最適なナレッジマネジメントツールを導入しましょう。